見ました!FGOボックスをモリアーティで周回しながらモリアーティのアニメを見るこの愉悦
以下簡易まとめ。
【思ってたのと大分違った】
見る前はウィリアムは夜神月系のキャラかな~と思ってました。だってもみあげ長いし…(?)(でも長いよね?ホームズのめっちゃ長いアホ毛と同じくらい気になって仕方なかった)
モリアーティ陣営はウィリアムが弟のルイスくんやアルバート兄からの信仰じみた憧れを利用して「計画通り」な顔したり、フロットくんが途中で裏切ったり、モラン大佐がその綺麗な顔をふっとば略したりするギスギスドロドロなダーティ系の関係かと思ってた(ひどい)
実際見てみるとウィリアムすごく「優しい人」だったし、ウィリアムめっちゃ信頼されてるし、みんなお互いのこと裏切る気配微塵も無いし、仲良し必殺仕事人集団では…?となりました。
モラン大佐とボンド/アイリーンのやり取りめっちゃかわいかったです。
こういう仲間の絆イベもちゃんとプロデュースするウィリアムもすごいな。
最終的な計画のためとは言え、別にギスっても上手くいく手段は多分あるのに手間かけて仲間として信頼を築くのは根がやさしい人じゃないとできないよな~。
個人的にジャックおじちゃんが夢詰まりまくったキャラで好きです。
昔は伝説的めちゃ強軍人×現在は老執事×今でも戦闘能力は怪物(大佐級のキャラから恐れられている)……アニメの動きヤバかった。かっこよかった~~~こういう老執事キャラ最高っす…スキ…。
【天才(モリアーティ)×天才(シャーロック)の組み合わせがおもしろい】
シャーロック・ホームズといえばワトソンくん!で組み合わせが世界基準レベルになっている中、シャーロックとモリアーティをメインで組ませてフォーカスしてるのはありそうで無かったかなと思えて楽しかったです。
無いわけではなかったのですが、ここまで中心に据えてるのは珍しいかな、と。
他作品のシャーロックでもシャーロックは一般人と犯罪者ならば後者に近い、というイメージが前々からありました。
天才的な頭脳を持つゆえに一般的な人の感覚から外れがちなシャーロックをワトソンが「人」「善」「正義」側に繋ぎとめてるところがある、みたいな。
憂モリではモリアーティが義賊として描かれているので、シャーロックとモリアーティはよりよく似た存在になっているのかなと感じました。
角と角の対象に存在しているというより、鏡写しになってる感じかな。 (他作品ではモリアーティは「完全なる悪」としての役割を与えられている場合が多く、シャーロックに似てはいても絶対に交わらない対比存在になってることが多いと思います。大悪であることが存在意義だからかな?)
シャーロックの天才ゆえの孤独や狂気的なところをウィリアムは誰より理解できるし、その逆も同じ。
今までお互い、自分の思考に同じ速度で付いていける人は傍にいなかったわけで、それは別に悪いことではないけどやっぱり孤独ではあったと思うので、同じ歩調で思考できてそれを共有できる存在というのはすごく心地良かっただろうなぁと思う。
憂モリのワトソンくんはシャーロックに友達(自分を大切に思ってくれる存在)がどんなにかけがえのないものかを教える存在っぽく描かれていたような。
多分だけどワトソンくんいなかったらシャーロックはウィリアムの計画から途中脱落していた恐れがあったし、一方で最後の事件のイレギュラー行動のきっかけになったキャラでもあるんだろうなと思います。
人の心という不確定要素も加味して完全犯罪計画できるモリアーティ陣営に対して一本筋でその完全な計画に風穴開けていくのがシャーロク陣営っていうのは意外と変わってないのかも。
アニメと原作で最後の事件のラストがちょっと違うと聞いて14巻も購入して読んでみました。
アニメはシャーロックがウィリアムをまたずっと追いかけていく、探偵と犯罪卿の永遠のライバル(友人)エンドでしたが14巻原作だとシャーロック帰還・モラン大佐逮捕の事件「空き家の冒険」に繋がっていくみたいですね。
もうちょい先までネタバレを読んだらシャーロックとウィリアム、アメリカ渡って3年間(シャーロック好き界隈では「最後の事件」から「空き家の冒険」までの時間を大空白時代と言うらしい)一緒に行動していたとか……え、仲良しじゃん…。
「互いの立場が無ければずっと語り合っていたかった」
「もし違う世界に生まれ変わることができたら、今度こそは君と手を取り合える、本当の友達として」
ってウィリアムが14巻でめちゃくちゃ熱烈に手紙で語り掛けてたけど、これ全部大空白時代の3年間でできるやん…やってるだろ、寧ろやれ。
さてここまでアニメ見て原作も一部だけながら読んだ腐女子として「シャーウィリ 公式」が検索に出てくることについて考えました。
公式でしたね!
うん、これは紛れもなく公式。
隙が無さ過ぎて寧ろびっくりした。
これは腐妄想なのかは微妙だけど、最後の事件でウィリアムの真名を知ったシャーロックはアメリカ時代どういう風にウィリアムを呼んだのかなと考えると楽しい。
外向きはウィリアムは死んだことになってるだろうし、外界では真名の方で二人の時や知ってる人たちの前では「リアム」呼びなのかなとか。
「リアム」と真名、どっちで呼べばいいかウィリアムに選ばせてたらいいな、とか。
ウィリアムって弟のため、国のため、嫌いな世界を変えるため、と生きてきて、しかも計画の最後は死ぬことを前提にしてきて、「自分の為に生きる」というのがあまり得意でなさそうなので、そこをシャーロックという友達と行動する時間で育てていたらとか考えると楽しい。
「『リアム』でいい、じゃなくて『リアム』がいい」みたいな、些細なことで自分がしたいことを選ぶというのをやってたらなんか、いいなぁと。
呼び名に関しては、ウィリアムは多分もう二度とない前提で最後の事件で「シャーリー」呼びをしただろうからそのことをシャーロックにあれこれ言われて欲しさもある。
自分が生き続けるという、完全犯罪の計画になかった世界に放り出されたウィリアムがどう生きるのか興味あるな~
今度残りの原作も買ってみようと思います!おもしろかった!
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