ヤオコーは埼玉中心に展開している大型スーパーなのですが、ヤオコー川越美術館はそこの会長が建てた個人美術館になります。
川越氷川神社のすぐ隣、住宅街の中にある美術館で所蔵品は「三栖右嗣」という作家さんの作品オンリー。なので別名記念館ともされています。
ちんまりとしていますが建物の雰囲気がすごく良くて個人的推し美術館です!
写真の通り四角い箱のような建物の周りに浅く水が張られています。(水の中には小さい魚もいるよ!)
水の上に立つ建物ってロマンありますよね~
勿論人工の池なのですが、敷いた砂の雰囲気などは自然の水辺に似せてあります。作り込みが美しい。
※経年で藻が多少目立ちますが、できた当初は白い砂浜のような雰囲気でした。
展示室は全部で4か所。内2か所は入口とロビー(小さなカフェ)です。
ここにも作品が飾ってあるので、作品や外の景色を見たりしながらゆっくりと過ごせます。
収蔵されている三栖右嗣さんの作品は印象派に似ていながらリアリズムの系統も汲んでいるように思えます。
柔らかい光の捉え方が見事な一方タッチは力強さを感じるな〜と思いました。
「ナガールの花束」
素朴な青年が花束を抱えてる、明るく力強い絵です。 ※写真は購入したポストカードより。
全体的に素朴ながら美しく、とても分かりやすい…共感しやすい絵だと思います。
近現代芸術=前衛っぽくてちょっと…と思ってる方にもオススメしやすいかと。
所蔵してある作品は季節ごとに入れ替えが行われています。
今は秋の作品で、紅葉や林檎の作品が多く飾られていました。
春は桜をテーマにした大作が飾られるので、興味のある方は是非寄ってみてください。
入館料大人330円!お手頃!ロビーで頼めるドリンクとセットになった入館券(500円)もあるよ!
大きな美術館ではないのですがフラっと寄って綺麗な絵を見てちょっとお茶を飲んで静かに過ごすのにはとても良い場所だなと思います。
個人の美術館は規模は小さいながら収集された作品にもそれらを保管している建物にも作った人の拘りや愛が沢山詰まっていることが多くてめっちゃ楽しい!
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