【文スト/獣太】暗闇の中で泣いている迷子

再掲です。


黒の時代からより昏く成長した太宰。

4年前首領に就任してから一度も開けてない執務室の窓といい真っ黒な艶の無いスーツといいまるで喪に服してるみたいだって側近の何人かは思ってる、みたいな。


ビーストコミカライズで太宰が本編での織田作との別れを夢に見て飛び起きてるとこあったけど、獣太宰は眠るとあの記憶を見てしまうんだろうか…だから4年間寝てない…?とか考えて胸が苦しくなる。

やってることは裏社会で人ころしまくってマフィアの勢力拡大させてるヤバい男なのにその動機がいじらしすぎてほんっとズルい…BEASTが無ければ太宰が一人の男にこんな情を傾けまくるキャラだとは認識しないままだったんだよなぁ。

劇見た時は「過去に何かあったとしても過去は過去だと流していくまつろわぬチートキャラなんだろう」って思ってたから完全に不意打ちだった。誰か一人の愛に殉じることができるなんて聞いてないぞ!


織田先輩が言った「お前が芥川にしたことは消えない」は正当だし、仮に死後の世界的なとこで織田作にビーストでやらかしたこと肯定されて「辛かったな」みたいにヨシヨシされたらそれこそ獣太宰はぶっ壊れるんじゃないかなって思うんだけど、(「全然辛くなかったんだ。辛くないことが辛かった」的な)

それはそれとして獣太宰のことをただ「頑張ったんだな」って言ってくれるおださくのすけの存在を欲しているのは確かなんですよ…解釈違いって言われることもあるけど…そこら辺は散々自分の中の解釈違いと殴り合ってから二次創作で表現してるんで見逃してくれ……。


何が獣太宰にとって救済なのかって思っても、そもそも獣ダザイは救済を必要としてないっていう結論にいくんですよね。

だからもし獣太宰の救済を書くとしたら読者である自分の救済になるんだろうな、と思います。

そういう構図になるのが好き。

人は自分を救済するために生きてるってます織田作も言ってた。


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