映画見てきました~広島編は原作で読破済み
リッキーことリキノスケ役の役者さんの顔がとっても良いな…と思って検索したらみんな同じこと呟いていた。うむ。
流れは知っていましたが現代で犬神家の一族的な話を成立させてるのがおもしろいです。
遺産争い、呪われた一族の闇、4つの蔵の謎解き…いかにも古典なミステリー要素をギリギリで現代でやってる。すごい。
整くんの語りが削られていたみたいですが自分は気づきませんでした。
ゆらさんに語った「女性の幸せっておぢさんが作った男性に都合のいい幻想」っていうのは納得だけど、正直それだけではないだろっていうのが私の見解です。
整くんのこういうジェンダーレスで中立な立場で語ろうとして結果的に日本のおぢさん「だけ」を悪者にしているの、私はあまり好きじゃないです。
(それは私が幼少のころこのおぢさんの作った幻想に自分から乗っていた女性たちから攻撃を受けたからなんですが。それすら男性のせいにするのは卑怯だと思う。)
犯人の朝ちゃんが怖くて良かった。
子供を固まっていないセメントに例えた話があったけど朝ちゃんもそうなんじゃ…?
悪いことをしてる自覚はあるけど「一族として正しいことをしている」「ご先祖はやってた」と正当化することで実行してる。
正常なまま狂わないとやってられない。もう最初の鬼はとっくにいないのだからやめることもできたのにやめられなかった。
そうやって加害者は連綿と新たな被害者と加害者を作り出し最初の被害者は自分たちの被害だけで終わりにした、というのが考えさせられました。
本物の狩集の子孫から親たちが残した形見を受け取るシーン、原作からちょっとウーーンだったけど映画になってもウーーンだった。
パワーストーンの数珠…か…。なんか、もっと他の形に加工するとかあっても良くない?って思いました。些事。
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