行ってきました!
撮影は入口と出口のパネルのみ撮影可能でした〜写真は入口パネル「Jの総て」の学生時代のJとポール。この2人懐かしい…。
ゴスロリ雑誌に載っていた短編漫画に一気に惹かれて「Jの総て」「コペルニクスの呼吸」でガッツリハマった作家さんです。
上記二作はエログロ色強めなんですがドカドカ刺さる。思春期に読んで性癖捻じ曲がった人も多いのでは。
今回は原画沢山見れて良かったなぁ〜〜〜。
というかモノクロ原稿は線画アナログで後はデジタル処理だと思ってたんですが、全部アナログだったんですね…ヤバかった。
トーンの削りとか繊細すぎる。
作品はどれも素晴らしいけど「同級生」がメディア化してて続編も沢山出てるし有名かな?
同級生シリーズは「OB」まで持っていますが、展覧会見たら久しぶりに原作読み返したくなりました!
余韻と勢い大事!ということで会場で予告編が永久ループされてた劇場版アニメもアマゾンプライムで履修してきたぜ。映画公開されたのってもう4年も前なんですねぇ…。
初めて見ましたが原作再現度が想像以上でした。
あの特徴的な絵柄を再現しながらちゃんと動くし色合いも原作意識の水彩調ですごーく綺麗です。
記憶が「卒業生」と混同してたせいで「あと10分でエロまで行くのか…?」と無駄な心配をしてしまった。「同級生」ではエロまでいかなかったね!まじめにゆっくり恋する話だって言ってるでしょ!!
情緒ガタガタで高校受験落ちたトラウマ蘇って模試間に合わない!本番でも落ちるんだ!ってなった佐条をサラっと救い上げる草壁、改めていい男だ…いやまぁその前に結構一方的な喧嘩をふっかけたのは草壁なんですが。
おバカでその時思ったことすぐ口にしちゃうとこあるけど大切なことはシンプルにきっちり見抜いて抑える攻だよ草壁…。
すんごいスパダリ攻ってわけではないんだけど、タイプの違う受と一緒にゆっくり歩調合わせて歩いていく感じがいいなぁ。
草壁のCV神谷さんって意外だったけど合ってるしCV野島さんの佐条がぴったりすぎてすごい。原先生や草壁の友達もいい感じに声がハマってて引っかかるところが本当に少ないアニメでした。
「Jの総て」も読み返したくなってきた。
「同級生」は圧倒的光属性BLで、「Jの総て」は基本アングラ闇で最後は光に辿り着く系BLなんですよね。
ポールみたいなキャラ(黒髪眼鏡真面目系美形)が攻になるの今の中村先生作品だとあまり見ないような気がするから貴重では?
Jがポールと一緒になるまで色々、本当に色々大変だったから、最後本当に良かったな…って思えたし当時中村先生のブログでこの2人とその周辺の日常漫画読んで心に沁みたなぁ。
私は典型的光の腐女子なのでアングラ闇エロ多めの「Jの総て」は途中巻(2巻辺り)キツかったけどそれでも読むのやめられなかったので吸引力すごい作品ですよやっぱり。
展示の開設で先生自身の解説で「Jの総て」を超えるものはまだ作れてない的なことが描いてありましたが、最高潮の熱情と勢いを確かに感じる作品なので納得しました。
展示会は私が見逃してたカラー絵もたくさんあったのでこれも眼福。
滲みの繊細さ、特に肌色の細やかさが近くで見れて素晴らしかった。
中村先生の描く肌色ってエロティックだけど上品なんですよね。
乱歩作品の表紙絵とかエログロの魅力詰まってて最高…人間椅子の表紙絵めっちゃ良かったなぁ。
「ルームメイト」や「永遠に僕のもの」のイラストは見たことが無かったのですが今回の展示会で見れて僥倖でした。目に焼き付けた。
出口パネルは「同級生」の佐条と草壁。結婚…したんだな……知ってた!おめ!!(「卒業生」で結婚の約束してたもんな)
素敵な展示会でした!
中村先生20周年おめでとうございます!!
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