ちょい前ですが赤城山に行ってきました。
大沼・覚満淵・小沼と三つのスポットを周ったのですが、いや~めっちゃ綺麗だった!
私は海か山か聞かれたら断然海を取るし毎年夏は1回は海に行くのが目標だったりするくらいだけど、今年はこの赤城山に行けて本当に良かった。こんな場所があったのだなぁ。
まずは大沼。
大きな湖なのですがこの様、「海みたい」ではないですか!
ちょこっと足をつけさせてもらったんですが、は~~~癒される…凪いだ遠浅の海っぽい風景…最高…。
魚もたくさんいてびっくりです。綺麗な水が湧きだすということで神聖な土地として祀られていたようですね。
次に覚満淵。
これは淵に行くまでの森の小道なんですが、夏は木漏れ日が綺麗だ~自カプにこういうとこ歩いてほしいな!(すぐそういう思考をしてしまう)
覚満というのはありがたいお坊さんの名前だそうです。
なんでもここを見て感動して、ここで法会を開いたのが由来だとか。
めっちゃトンボ飛んでました。
最後に小沼。
「小」沼って言いつつめっちゃでかいやんけ。
大沼はもう少し町が近いというか町が見える観光地っぽいところがあるのですが(神社あるしね)、小沼は人の街とは隔絶されてる感じがします。
小沼にはある伝説があるというのを近くのビジターセンターで見ました。
(どうでもいいけどああいう施設にあるちょっと寂れた感じの地元資料館コーナーってそそるよね…資料が黄ばんでたり写真が荒い画素のもの引き延ばしたものだったり野生動物の剥製が傾いてたりするの。)
伝説と言うのは、以下の通り。
赤城の豪族に一人の年頃の娘がいて、ある日赤城山に参拝に出かけた。
小沼のほとりまで来た娘は突然のどの渇きを訴え、お供が止める間もなく沼に近付いて沼の水に口を付けた。
すると娘はあっという間に沼に引きずり込まれそのまま戻ることはなかった。
残された両親が娘の供養にと小沼に赴き赤飯を流すと、波も無いのに赤飯を盛った船は沼の奥に流れていきくるくると回転しながら水の底に消えていった。
資料館にあったのは大体こんな内容。
ネットで調べると違うパターンがありますが(竜神の花嫁になったとかそういうの)、薄暗い資料館で見たこれは神とかが関わるキラキラした派手な伝説というよりは「怪奇」の方向にかなり偏っていて独特の趣がありました。
よくわからない何かに水に引きずり込まれる、というシンプルな内容を淡々と伝説として語っている、まさにホラー…。
実際の小沼ですが、はあ~~~~めっちゃ綺麗でした。感動した。
山の中に海があるような感じ。
周囲をぐるっと歩いてみました。
森の中に道が整備されてて夏でも木に日差しが遮られて気持ちいいし歩きやすかったです。(でもちょっと道逸れて山の方に行くと蛭が落ちてくるかもよと脅されました)(嫌すぎる)
犬を連れてきてた人もいて、犬さんめっちゃ喜んで水の中にばっしゃんばっしゃん入って行ってたな…暑かったからこういうのは嬉しいよね。
のんびり一周して1時間くらいかな?町から離れてるのと伝説のこともあってすごく明るい風景ながら神秘的にも感じました。
そういえば山も海も、この国では「異界」なんですよね。
私は「山の中に海があるみたいだ」と何度も思ったのですが、昔この土地に感動した人たちも同じことを思ったり、そういうこともあったのかな~なんて。
オマケ。昼食に寄ったお店。
お店って言うかBBQハウスらしいのですが、コロナの影響でBBQは取りやめ、普通の食事処になってました。
これは二階の写真です。
このお店はかつて東武鉄道の建設したケーブルカーの最終駅「赤城山頂駅」の跡地をリメイクしたものとのこと。
朽ちた駅の感じが残っていてなかなか風情あるお店でした。クーラーとかが無いから若干暑かったけどw
二階のラウンジにはロッキングチェアがあって、見た瞬間私大歓喜でしたよね…そこに陣取って売店のアイス食べました。子供か。
今年は海行けないな~と諦めていたのですが、こんな素敵な場所を知ることができたのはマジで幸運でした!
「山の中の海」、赤城山、とても楽しかった!また行きたいなぁ!
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