【文スト/織太/B】「なんてね」

過去絵。

乱歩さん役の俳優さんファンだった友人に連れられて観に行った第一弾文スト劇から2年後くらい?唐突にBEASTにハマって勢いとパッションで描きました。


BEASTは…いいぞ……。

この作品によって本軸世界で夢を踏みにじられ死んでいった大切な親友が生きて夢をかなえられるたった一つの並行世界線を維持するために全てを賭けて死んでいく男の地獄のような愛の可能性を公式から提示された身の上にされてしまった。

「あんなものを愛と認めるには不本意がすぎるが、あんなものは愛としか言いようがない」という感情になれる文豪ストレイドッグスBEASTをよろしくお願いします。


ツイッターで何度も叫んじゃったけど、本編の太宰が人を救う側になったのは確実に織田作の死によるものだけど、同時に、おださくのすけが「織田作」になるのは太宰という友人と出会うことが必須条件であるというのがBEASTで証明されてるんですよ…!

織田先輩は一生「織田作」呼びされることはない。自分をそう呼ぶ友人は永遠に喪われてしまった。そのことに織田は一生気付かない。友人を奪われた被害者はだけど被害者であることに気付かない。犯人は死んだ。悲しい完全犯罪だ。って感じ…たまらねェ~~~これが公式なんだからぶっ飛んでる。


織田は違う世界では太宰の唯一の理解者であり大切な友達で、本編のその記憶を引き継いだビースト太宰はどうしても、彼が生きて小説を描くたった一つの可能性の世界を存続させたかった。

本編太宰は織田作を喪うけど、生き方を繋げていくし、自分を理解してくれた存在がいることを知ってるから孤独ではなくなった。

ビーストではそうやって自分を掬いあげてくれた友人に単純に幸せになって欲しくて、結果織田作が遺してくれたもの(光のある方へ歩んでいけ、人を救う側になれという生き方)全部打ち捨ててしまったから、ビースト太宰は本当に織田作との繋がりが無くなってしまい真に孤独になってしまったんだよねっていう。この、どうしようもなさすぎる構文が大好きなんだよなぁ。


とにかくマフィアの首領設定のダザイはめっちゃ…めーっちゃ良い。

個人的最大の萌えポイントは目元の隈です。記憶を受け取った4年前から本当に眠れなくなった寝不足設定。何度も何度も織田作を喪う世界を観測しながらすごくすごくがんばったんだなぁって読者にはわかるのが。

いつも余裕で全部わかってますよって感じで飄々としてて、この世界では高級ブランド黒服に身を包んだ巨大マフィアの首領っていうチートハイスペで、おまけに足も睫毛も長いっていうそれ描写いるんか?ってくらい鬱くしい顔をした太宰が!たった一人、織田の前では子供みたいにはしゃいじゃうっていう!この!!公式!!!(ろくろ)

黒時の「堅豆腐食べてもらいたかったなぁ…」からのビーストの「堅豆腐遂に完成したのだよ!」の嬉しそうな笑顔…4年前から寝てなくて若干隈があるんよこの太宰には…それがこんな笑顔を…痛々しいよ…最高だ…。

そして織田からはっきりと拒絶されてしまったときのあの顔…この先太宰のあんな顔見られるときあるか???

人知れず、致命的に間違えてるけど信念を持って、この世界では出会ったことも無い「大切な友人」に生きて物語を書いてほしくて、本質は世界なんてどうでもいいって思ってるあの太宰が「私はこの世界を愛すると決めた」っていうの、すげ~~~~~~~~~これこそクソデカ感情と呼ばずになんと言うのか私はこの感情の名を知らない。

正真正銘世界規模のクソデカ感情なのに最期の瞬間に零した一つだけある心残りが「彼が書いた小説が読めない」ことっていうのいじらしすぎないか。

こんな太宰が見れるのはBEASTだけ!!マジで!!最高!!実写化おめ!!!

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