観てきました。
原作ファンでアニメは2期まで見てます~
原作のごみ捨て場の決戦(VS音駒戦)はずいぶん前に読んだので記憶がうろ~んとしています。
多分カットとかたくさんあったんだろうけど露骨に気づくことはほぼ無かったかなぁ。手白の辺りで「ん?(これはカットの気配?)」ってなりました。
研磨の視点というか中心にされてるのは映画オリジナルで見てておもしろかったです。
ハイキューは試合中かなり回想入るのでどうしても試合にブツ切感あるかなーと気になる人は気になるかも。私は若干気になったタイプです。映像化すると結構顕著になりますね。
後半にかけての作画、演出がエグくなっていきます。
これ、最後で研磨の視点と観客が一体化して一種のVRみたいな演出になるのとマッチしてて良かったな~
ダウナーな研磨が後半からどんどん高揚していくので、研磨中心に作られてる作品とシンクロしてます。
研磨VRにすることで原作描写が一気にいろいろ削られてはいるんだけど、映像作品として一体感や臨場感への持って行き方で抜きんでていると思います。
言葉や神視点での描写ではなく、必死な息遣いや視界のブレでリエーフとの衝突時の衝撃や限界感を表せるのは映画ならではに振り切っていて良かった!
回想がしょっちゅう挟み込まれますが、メインになる研磨の改装は導入演出が凝っていたのが印象に残ってます。
ゲームオーバー画面からの過去回想とか好きですこういうの!
公開2日目に見たので事前にリサーチしていたら「ところどころ一瞬ホラーになる」と感想上げてる人がチラホラいて「そんなシーンあったっけ?まあ古舘先生前作ホラーだしなぁ」とか思ってたんですが、
「おもしろいままでいてね」
ここでしたね。
マジでヒュ…ってなった。
いやーーーーーーうろ~んとしていた記憶のおかげで不意打ちで最高の「ヒュ…ッ」感を味わえました。ありがとうございます。
このシーンのためにもう一回観に行こうかな…とか思ってます。
映画見て改めて日向と研磨の関係性いいなぁ~と思いました。
回想の一コマ、山本が研磨に日向とライバルなのかと聞かれて、研磨はゲームをしながら何気なく「ただの友達だけど」と答えるんだけど、
入るカットはお互いの首に刃の切っ先を突き付け合う二人っていう…青春バレーボール漫画!これは青春バレーボール漫画ですよ!!
研磨の「たーのしー…」で日向がはちゃめちゃ喜ぶところとか、おもしれー男たちだよ二人とも…
「おもしろいままでいてね」もだけどおもしろくなくなったら興味無くすよって研磨ははっきり宣言しながら日向のスポンサーしてるんですよね。
そして日向もしっかり「おもしれー男」を更新していくという。
黒尾と月島のやり取りもよかったな~ここは記憶うろ~ん状態なのは惜しかったかもしれない。
ツッキーがこの笑顔を見せて「楽しい」と言えるようになるまでの道のりがね、長かったからね。
研磨が中心だったけど影山と日向の相棒関係もしっかり光ってました。
研磨の檻に閉じ込められて失墜しそうな日向の道を、ガッッ!!と切り開くザ・セッターな影山すげぇ~~~~
ドン!ジャンプの迫力と衝撃、画面越しでも伝わってきました。これはIMAX映えしそう。
全体的にファン向けともいわれていますが、アニメや原作未見でも楽しめそうな感じはしたかなと個人的には思います。
バレーを楽しく感じてほしいというのを中心に演出されてるので、なんか、たまたまやってたバレーの試合を観戦してみたみたいなノリで見ていいかなと。
そしてあわよくば気になる選手(キャラ)とかできちゃって過去の試合(アニメや原作)見てみようかななんて思ってくれれば…(沼の妖怪がこっちを見ている!)
あと、SNSでは泣いた!泣ける!号泣!みたいな感想が多いですが、自分は泣かなかったです。
演出は興味深いしおもしろかったけど泣きポイントにはハマらなかったかなぁ~
鑑賞後からジワジワあれこれ思い出してもう一回見たい…と思う作品でした。
特典第五弾まで決まっている(すごいな…??)ので新しい特典始まったらもう一回観に行こうかなと思ってます!「おもしろいままでいてね」を劇場でもっかい浴びたい!
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