【行ってきました】諏訪敦 眼窩裏の火事

気になっていた展示会行けました!(※2月の記事です)
会期終わり近いのもあって結構人多かった。
見る前はスーパーリアリズムの人かな?と思っていたのですが見た後は少し違うなという印象が残りました。
にしてもすごくリアル。

展示会のタイトルになっている「眼窩裏の火事」。
光輝暗点という視界の中心が融解したように見えたり辺縁が強烈に光っているように見える症状に悩まされている作者さん自身の視界を表したものと聞いて、言葉選びお洒落〜!と感心しました。
この焔のような光がリアルな絵に独特の幻想感を出してて良いなぁと思いました。
静物画は近くで見ることもできるのが多いのですが、どうやって描いてるのかな〜と近寄って見ても「なるほどわからん」状態でした。すごくリアルなのはわかる。

ポスターに起用されている絵は「Mimesis」。
これも独特な雰囲気でした。
眼窩裏の火事、の光が抽象的な線になって空間を区切ってる。
この世ではないものをリアルに描写しているという印象を受けました。

一番印象に残った絵は「棄民」…なんですが、ポストカード無かった😭
キリスト教のそれを彷彿とさせる構図の母子像(若い頃の作者の祖母と父)で母親の顔下半分は骸骨、子供の片目は真っ黒な空洞というホラー小説の表紙かホーンテッドマンションに飾られていそうな絵なんですが、怖いだけじゃなくて寂しさとかを感じる絵でした。ポスカ欲しかった(まだ言ってる)

久々に少し遠出して行くことができて満足!
展示数自体はそこまで多くはないものの充実した展示会でした🎨

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