【文スト】転化録の蘭堂さん関連の話


蘭堂さんの好みのタイプ「温めてくれる女性」…他意はないのはわかってるがいかがわしいぞ旦那と中也さんの声が聞こえてきた気がした。

あと身長185センチってデカくない?長身表記されてなかったから体感178-180くらいに思ってた。(それでも十分デカいけどアニメ漫画界だと175辺りまでは普通身長な場合が多いから…)185って。巨人だよ。15才中也さんとの差35センチってエグい。

これでヴェル兄も高身長で180センチくらいはあるだろうからこの二人に挟まれた中也さん…記念写真撮ろうとしたら中也さんだけ見切れるし、ヴェル兄と蘭堂さんがめっちゃ屈んで「膝が…」「この体勢キツいな」と言い出し中也さんがブチ切れて異能使って浮くまでを妄想した。


T山さんが蘭堂さんを「中也の産婆さん」って言ってるのすごい笑ったけど確かに…施設の容器から引っ張り出したのはヴェル兄で、アラハバキとして引っ張り出したのは蘭堂さんだから共同作業…というか中也さんをこの世界に引っ張り出したのはこの二人ってことになるのか、と思うとなかなか。

ヴェル兄は自分が生まれてきたことは間違いだったって思ってるからこそ、世界に引っ張り出した責任感じてたんだろうしなーと思う。ただ純粋な同情や責任感よりもヴェル兄の場合は自分と同じ境遇である中也さんを救う(俺の考えた最強の救済を押し付ける)ことで自分を救おうとした面が大きいわけですが。

政府管理で育てるべきって蘭堂さんの意見は正しいけど感情に従うならヴェル兄の方が真っ当に感じるとこがあります。


あとアニメだと割とはっきりと中也さんの父親役としてのポジで描かれていたことがインタビューでわかってなるほどなーとなりました。

「15才の中也は自分が何者であるかを探し求め続けるのをアイデンティティとしていた」、「その中也に対し『内側にどんなものが棲んでいても君は君だ』と言って肯定したのが蘭堂」、「その言葉に完全に納得したわけではないだろうけどその言葉は中也の救いにはなったのでは」っていうの、ストブリ読後だと唸ってしまうな…。
完全に納得したわけではないけど救いにはなった、これが誰かの言葉の受け止め方としては理想的だったのかもなぁ、と。 

蘭堂さんの言葉全部に縋ってしまうのではなくて、納得できない部分は納得できないとして切り離せるのが中也さんなんだろうな。


この言葉ではヴェル兄のことを助けられなかったのを記憶を取り戻した蘭堂さんは知っていたと思うんだけど、それでもヴェル兄と同質の存在である中也さんに同じであろう言葉を伝えたのって「それでも自分が伝えたいことは結局そこに行きつく」ということなのかもなと思ったりします。

人間かそうでないかと問われれば紛れもなく君は人間だと言う。体の内側に何があろうと君は君だ。って感じで。

この言葉は中也さんには青青の時代でしっかり伝わるし、ヴェル兄にもストブリで最後には伝わるんだよなぁ。


ストブリと15才読んで薄っすらと「KFK先生は蘭堂さんのことをカッコイイ大人として書こうとしてる…?」となんとなく思っていたのですが、転化録インタビューで「史実のランボーは生き方がかっこよくて~」と言っていたのであながち間違いでもなかったのかなーなんて思ったりしています。

任務を至高の物とせよ、という座右の銘的に青の時代の蘭堂さんにとっての任務は「記憶を取り戻して相棒の今を知る」ということだったんでしょうね~。

何が情で何が任務か。任務遂行のためには情を捨てなければいけない、を徹底してる人でもある(と言いつつ時間交渉で2分待ってしまったがために敗北してしまうという…)(相手子供だから…でもその点はジイドさんの方がマジで情け容赦ないよな…)

情が無い、非情というわけではなく、というか逆なんだろうなと感じてます。

そもそも記憶を取り戻すのは「相棒の今を知りたい」のが根本にあって、それを自分の任務として最上に置いて行動していたので。あの世界で情が深いけどきっぱりしてる大人は善悪関係が無くかっこいいとされている気がする。


色々知れておもしろかったー!まだまだ読むところたくさんあるのでゆっくり読んでいこ!

こういうのストブリでも出たらいいなぁ…ヴェル兄の詳細見たいですマジで。映画化してくれ。

0コメント

  • 1000 / 1000