【感想】神聖円卓領域キャメロット(前編)

FGO映画見てきました!
正直言うと微妙でした!以下感想です。 


ゲーム内ストーリー自体が6章から明らかにボリュームアップするので90分×2本で納めるのはやっぱりキツすぎるんじゃないかなという印象。バビロニアのアニメも2クール使ってたし…。

 キャラの解釈についてはストーリーに合わせて解釈を行ったらそうなった、という感じでそういう役割として考えれば凄まじい違和感とかは個人的には無かったかな。 

というのもキャラがキャラとして確立するエピソードってメインストーリーが極太であればあるほど、ストーリーの余白に現れることが結構多いと思うのですが、映画キャメロットは尺がキツキツすぎてその余白全部切り捨てちゃってるのでキャラとして認識する前にストーリーでの役割を示すのが精いっぱいという印象を受けました。

 故に「このキャラがかっこいい!」というのはなりにくかったかな…どうしてもキャラとしては薄くなっていたので…。 

特に三蔵ちゃん、結構謎な存在になっていなかったか?

出会ってから特に何も言わずついでに真名も言わず手出しもしてこなかった三蔵ちゃんがピンチに突然「大事なことを私のお弟子に教えて貰ったの!」といきなり主人公側に付きますね!宣言した時は何事かと思ってしまった…。 

主人公との絆アゲエピソードが余白にあったはずなのに無くなっちゃった一方で、加勢してくれるキャラのエピと役割は必須なので(主人公死んじゃうので)こうなったのかなと。 

でも三蔵ちゃんのバトルシーンはかっこよかったよ! 

太陽王は……あんなにキャラ濃いのにこの映画だと…薄い…………薄口醬油かよってくらいうすい…しょっぺぇ……ほぼ何もしてないし山の翁出なかったので更に薄く…山の翁出さないと7章のアニメに繋がらないんだがどうするんだろう。動かない太陽王にハッパかけるために後編で出てくるのかな? 


前編故か迫力ある戦闘シーンが思ってたより少なかったかなぁ。 

サーヴァント同士(ベディは…違いますが)の戦闘とは言え基本円卓勢は騎士で、アーラシュは弓兵、ハサンたちはアサシンな上まだ活躍少しだけなので肉弾戦的な戦闘スタイルはモードレッドぐらいだから、というのもあるか。

 バビロニアアニメは良くも悪くも戦闘シーンめちゃくちゃ気合入ってたので(ケツ姐さんやジャガーマンのとこなんか特に)そういうの期待してるとアレっ??てなるかもです。

バビメは派手美麗な戦闘シーンで細かいとこ誤魔化してたところすらあったと思う…。 


映画のバトル見てると自然とゲーム内での戦闘メモリーが思い出されて楽しかったです。

 ガウェイン戦はフレンドのアルテミスさんで攻略したなぁとか、モードレッド戦は毎ターンチャージMAXが恐ろしかったなぁとか、トリスタン戦は単体宝具だから他よりは簡単な方だったけど単純にトリスタンの性格が怖かったなぁとか。

 円卓勢は6章が例外的であってゲームイベントでは事あるごとにトンチキハッピ~!!!って感じの過ごし方をしている真面目な騎士たちなので(矛盾がある)映画で始終激重シリアスなのを見てると脳が勝手上記のトンチキエピソードを差し込んでくるのが…。 


個人的に好きなシーンは表でも言われていますがアーラシュのフル詠唱シーンです! 

かっこいいよね~鶴岡さんの声だし! 

アーラシュも大英雄として「ベディヴィエールを諭す役割のキャラ」って感じだったけど大英雄キャラは役割熟してるだけでもかっこいいんやな…と思いました。 


淡々と進む感じなので最後のロンゴミニアドがいかに絶望的か、というのが分かりにくかったのは結構残念だったかも。 

視点がブレてたのもあるかな…主人公とベディのどっちに感情の重心を置いて見ればいいのか、見た後もよくわからなかった…。

 主人公がいないと話が進まないのがゲームなので主人公の選択シーンは必要だし、でも制作陣はベディを中心に置こうとしていて、結果どっちつかずな感じを受けました。

 ベディを中心に置いたことでベディは「迷える主人公」のような行動をする(ゲームの主人公が「迷わない主人公」なのでこの対比になったのと主人公と絆深めるエピの為に必要っぽかった?)のですが、うーん、個人的にはですがゲームのベディは6章始まってる頃にはもう全て決心が付いていてあまり迷ってない感じがしているのでこれはちょっと違和感ありました。

 ベディはおよそ人の魂と精神では耐えられないだろう年月を彷徨った上で花の魔術師に会い自分が何をするか決意した上で6章の冒頭にたどり着いているので、今更迷うのかな?と。

先程も書いたように、 配置や役割などの「構図」は理解できるんですが、キャラに照らし合わせて落とし込むと微妙…ってなってるのが今回の映画の微妙さになるのかもしれません。

あからさまにおかしい!って思う部分は構図とか事情を鑑みれば少ないのですが、「微妙」と感じる部分が多いんですよね。だからモヤモヤする。

 FGOはストーリーもですがその中で動くキャラが魅力的と評判、極端に言うとキャラ人気というのがあるのでキャラの魅力がどうにも薄いというのは出来として痛いかもしれないです。 


今回何も情報見ずに行ったのですが来場者特典あったんですね。

 写真は3週目の特典。好きなレーターさんによる好きなコンビのイラスト&お話で最高でした!

 トリスタンとベディの友情関係好きなんだ~円卓勢の中では若干力が劣るベディにトリスタンが合わせていたり、円卓の中でも頭一つ分トンチキなとこがあるトリスタンにいつも穏やか丁寧なベディが若干辛辣ながら気安く接していたり、料理できるベディに尊敬されたくて地獄の料理教室に軽々に参加するトリスタンとかね、可愛いんですよね。

 映画ではトリスタンは獅子王への忠誠の証として目を抉り出し聖杯の力で性質が反転してめっちゃ残酷な外道になっていて友人だったベディとバチボコにやり合うので、この特典は本来胸抉られる。(はずなんですが映画本編がちょっとしょっぱいので特典の二人にはただただ可愛くて萌えています)  


以上です。

Fate/Zeroが好きな友人誘って見に行こうか迷った(バーサーカーじゃないけどセイバー状態のランスロットいるし…)んですが、新規勢には確実に向かないっすね!仕方ない!


 結構ひどく言いましたが後編も見に行く予定です!

来年にはもうちょっとこの事態が収まってると良いなー  

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